
自家製あんこを媒介に、人と人との関係性や贈与の行為について考える。
私は自家製あんこを作り、定期的にイベントで振る舞っています。また、祝い事や誰かにエールを贈りたいときには、おはぎやあんこのお菓子を手渡します。
ご近所からいただくお裾分けも、誰かに贈る手土産も、相手が本当に望んでいたものかは分かりません。それでも、そのやり取りのなかには、出会ったものと対話する時間や、受け取る身体と見送る身体を結ぶ確かなつながりが生まれます。
私は、自家製あんこがつくり出す場と人々のふるまいを通して、やわらかく温かな時間を育みたいと考えています。そして、その時間のなかで、その人自身がもつ魅力が静かに立ち上がることを願っています。

